ダークなBL苦手な方にも読んでもらいたい『蝉時雨が止む前に』

総合評価 5.0
ストーリー 5.0
作画 4.5
胸キュン 3.0
えちさ 4.0
甘さ 3.0
著者: やまぐちにこ
出版社: 快感倶楽部
発売日: 2026年5月31日
巻数: 全6巻
完結しているか: 完結
「数歩の距離を跨げば、忘れられない愛になる。」
引用元: コミックシーモア『蝉時雨が止む前に』作品紹介
あらすじ
蝉が鳴きはじめる頃、素朴な大学生・渉は、隣のボロアパートに住む、刺青の入った色気たっぷりの謎の男・航と出会う。危険な雰囲気を漂わせる航に惹かれ、交流を重ねるうちに、渉の中には憧れとも恋ともつかない特別な感情が芽生えていく。
一方の航も渉を「特別」として強く意識し、二人の距離は少しずつ近づいていく。孤独や嫉妬、過去への諦めを抱えた二人が、ひと夏の限られた時間の中で惹かれ合い、互いの心と向き合っていく物語。
感想
まず最初に、本当に読んでよかったと思えた作品。最初は読んでいて苦しい場面もありますが、それはお互いを徐々に知っていくための過程だったと読み終わって思います。とっても繊細に感情が描かれていて、言葉では表せない表情や空気感が圧巻でした。
ダークな雰囲気で物語は始まります。大学生の渉と、隣のアパートに住むクズ男感満載の敷島のお話。まず、敷島さん色気たっぷりです・・!だらっと着た服にタトゥーをして・・・いかにもクズ男感満載で登場します(笑) そしてまっすぐな大学生の渉。普通に生活していたら出会わない様な二人のお話。
最初から渉は敷島さんの事大好きになってしまうわけですが、敷島さんは『面白いやつ』程度でした。クズなお兄さん、恐るべし。人を惹きつける魅力があります。
クズなお兄さんに恋した渉くんはひどく抱かれてしまいますが、それでも敷島と向き合う事を諦めない姿に敷島さんも徐々に心が動きます
終盤のネタバレ含みます・・・!
やっと付き合えて晴れてお互いに好きで大切な存在ということに気づいていく二人。このままの関係で行くのかと思いきや、やっぱり心のわだかまりはなかなか消えてはくれ無いですね。敷島さんが「今大切にできてるよな」って心の中で確認しているのが辛いです。付き合ったものの、二人の関係は『共依存』という雰囲気でした。
でも本当にお互いがお互いを大事にしたいという気持ちはちゃんと伝わってきて、本当に幸せになって欲しいとソワッソワしてました(笑)
5巻の終わりには敷島さんは姿を消してしまい、渉も社会人として働き始めるようになります。
最終巻はご自分の目で読んで確認してください。敷島さんかっっっこいいです。最初と最後で敷島さんの目つきがどんどん変わっていきます。その変化も楽しんで読んで欲しいです。
しっかり皆さんの目で見届けてください。
ちゃんとハッピーエンドです♡
